酒を楽しむ男になろう!

日本に生まれ二十歳を過ぎて、ビールくらいは飲んだことがあっても、未だに日本酒や焼酎を味わったことがない、という人は多いかも知れません。また、一度飲んでダメだったとか、一昔前の日本酒や焼酎のイメージがあまりよくなく、今まで敬遠している方もいるでしょう。
それは、すごく「もったいない」ことだと思います。
現在の日本酒や焼酎は、全国の蔵人たちが伝統を引き継ぎながら改良を重ね、さらなる研究に励んでおり、バリエーション豊富で質や味わいの良いものがたくさん生まれてきているのです。焼酎にも多くの研究がなされていますが、特筆すべきは、日本酒の「吟醸酒」の製造技術でしょう。
吟醸酒(ぎんじょうしゅ)とは、日本酒の原料である米の精米歩合が60%以下(※玄米の表層部を40%以上を削る)の酒をこう呼びます。今は技術の進歩でさらに細かく削ることができ、精米歩合が30%を切るものも登場しています(一般に大吟醸と呼ぶ)。ちなみに、食用の白米が精米歩合90%ぐらいですからどれほど小さく削っているか想像できるのではないでしょうか。
精米歩合の割合が小さいと、香り高く、とてもすっきりとした味わいになります。この華やかな香りは果実のようにも例えられ、「吟醸香」と言われています。吟醸酒は日本酒の最高峰に位置付けられ、今やワインにひけをとらないくらい海外でも大人気です。
しかし日本酒は、これらの技術だけを追求しているわけではありません。
食文化が発達してきた日本において、「料理と共に楽しむ酒」という観点においてもさまざまな試みがなされているのです。
これまで日本人の多くは、食事をしながらお酒を飲む習慣はあっても、「料理に合わせる酒」という概念はあまり持っていませんでした。料理は酒のつまみ程度に考える人が多く、「この料理だから、合わせる酒はこれだな」という人は少ないでしょう。
実は、日本酒と日本料理は抜群に相性がよいのをご存知でしょうか。
日本料理は、材料に米や芋などのでんぷん質の多いものと、四季折々の魚介類・山菜類が中心です。これらを自然の素材を生かすために生で頂くことや、火や油、香辛料の使用も少ない料理が多いと思います。これらが、洋酒とは比較的甘口で香味が少ない日本酒にとてもよく合うのです。
そして、日本酒は料理を引き立てる上でも一役かっています。お酒の組み合わせを前提に味付けを調節することで、ひとつの料理がお酒と一緒に味わうことでグンと美味しくなります。これは、最初から味付けされた料理とはまた格別の味わいを楽しめます。色々試してみると面白いですよ。
余談ですが、お酒の味を表現するには、よく「喉ごしがいい」とか「すっきりしている」とか言いますよね。日本酒における酒用語の中には「まるみ」「ふくらみ」「ごくみ」「芳醇」と言った面白い表現が数多くありますので、言い方を兼ねて少し紹介しておきましょう。
「これは旨味(うまみ)がありますね!」
「芳醇(ほうじゅん)な味わいですね。」
「ふくらみがあって、なれた感じがします。」
「引き込み具合が良いですね!」
「雑味がなく、さらっとしています。」
「実に"ごくみ"がありますね。」
恋人や仲間、上司の前で、こういった表現を使ってみると一目置かれるかも知れません♪(ケムに巻く効果もあるかも?)
▼当サイトでの「酒」に関するこれまでの記事
・ ジャパニーズ「SAKE」
・ 酒造りにみる男たち
・ オススメ日本酒・焼酎その1
・ オススメ日本酒・焼酎その2














