男として、かっこよく生きたい。 「humangrows-style」

humangrows
2004年03月23日

恐怖感情の共同体

roger.jpg
(△これが誰か分かる人は相当なホラーマニア♪)

先日、「28日後…」というホラー作品をみた。「トレインスポッティング」のダニー・ボイル監督の作品というだけあって、狂気と哀愁の漂う内容。今までのゾンビ映画(厳密にはゾンビではないが)とは少し違うニュアンスがあって好感を持てた。

「28日後…」オフィシャルサイト

ということで、今回は少しホラーについて語ってみる。

実は俺はホラー映画はけっこう好きで、これまでホラー作品は随分たくさん見てきたけど、監督・作家によるスタイルの”こだわり”がはっきりでるのが「ホラー」というジャンルなのではないかと思う。

現在の映画界において、今やメジャーどころになったホラー界を代表する監督・作家には、「グリーンマイル」のスティーブン・キング、「オペラ座の怪人」のダリオ・アルジェント、「スパイダーマン」のサム・ライミ、「スクリーム」のウェス・クレイブン、そして「ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソンが挙がるだろう。

「スパイダーマン」でのサム・ライミのコミックへの執着心、そして「ロード・オブ・ザ・リング」にみるピーター・ジャクソンの世界観や登場する怪物のリアリティ。どれもホラー作品で培った”こだわり”が今の快進撃を生んでいるんじゃないかと思う。

ホラー作家の”こだわり”は、作品のクオリティだけではない。見る人に与える恐怖感をはじめとする感情(テーマ)の植え付け方が絶妙なのだ。

かの有名な「ゾンビ」を制作したホラー界を代表する監督、ジョージ・A・ロメロの映画の真の怖さは、むさぼり喰われる人間の心根の方が、死者よりもずっと腐りきっているところだ。それらの感情を作品の中でうまく描いているから怖い。

著名なホラー作家、スティーブン・キングの台詞で、

「恐怖ほど共同体の価値観を背景にした感情はなく、それが増強されたり消滅したりするのをフィクションで体験する時、我々は知らずに秩序の再建に加担してしまう。

何かを恐がるとき、我々は一人で恐がっているのではない。恐怖感情を分けもつ共同体の一部として恐怖しているのだ。恐がる時、人は最も共同体的な存在になる........。」

という言葉がある。

本来のホラー作品は”ただ怖いだけではない”ところに妙味がある。恐怖感情を媒体として”ホラー作品”は、学校では学べない多くのことを教わることができるのだ。

投稿者 humangrows at 20:29 | | TrackBack
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