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2004年02月16日▼ ジャパニーズ「SAKE」
2月は、多くの日本酒の蔵元が酒造りの大詰めを迎えている時期だ。つまり今年の新酒が出揃う前段階。この時期に蔵元に行くと、「生の採れたて」の日本酒を味わうことができる。 生の採れたてとはどういう意味かというと、通常消費者が飲んでいる瓶詰めの日本酒はたいていの場合、1度なり2度の「火入れ」がされている。それは品質維持のために仕方ないのだけれども、火入れを行うことによって酵母が死に、本来の酵母の生きた味わいは相当薄らぐ。つまり、この火入れという処理をしないことにより、生きた酵母のフレッシュさを味わうことができるというわけだ。 もちろん、近年では一般に売れれている瓶詰めのものでも火入れをしていない日本酒も多くある(ラベルに「生」と書かれていることが多い)。ただしこの生酒は取扱いが非常に難しい。 温度はもとより、衝撃にも弱い日本酒の酵母は、ちょっとした管理不備で本来の味わいが微妙に変わってくる。開栓後は、きちんとした温度管理下に置かれていても、品質を保てるのは持って2〜3週間。まさにワイン並。 日本酒が蔵から瓶詰されて酒屋に並べられ、それが消費者の元に届くまででも温度の上昇や衝撃は相当なものだろう。生酒に至っては、瓶詰めされる前と消費者が飲む時では殆どの場合、「蔵元が造った味と違う」といっても過言ではない。 では、蔵元が本来望んでいる味はどんなものか。 それは酒造りのこの時期に、蔵元に行って直接みて味わうのが一番いいというわけだ。蔵元に?どうやって?と思うかも知れない。実はあまり知られていないかも知れないが、最近では酒造りの一般公開は多くの蔵元で行われるようになっている。
上の写真は昨年、奈良の油長酒造という蔵元に行ってきた時のもの。2月頃だったので酒造り真っ最中。写真では分かりづらいかも知れないけど、日本酒の生きた酵母がボコボコと息づいている状態なのだ。日本酒は「生き物なんだ」と実感できる一瞬。また、ふわっと立ち上る香りも瓶詰めされている日本酒とは比べ物にならない。 ここの蔵元では、直接この中のものをすくって頂き飲むことが出来た(以前行ったとある蔵元では飲ませて貰えなかったけど)。「舌で酵母を転がす」「口の中で踊らす」という言葉の使い方が正しいのかは別にして、その場に居ればまさにそんな表現がしっくりくる。
日本酒を通じて、「日本美」を知る!時にそんな楽しみ方もステキだと思いませんか? 自分の住む近隣に、日本酒の蔵元はたくさんあると思う。問い合わせてみれば見学OKというところも必ず見つかるハズだ。米作りから入る日本酒は、日本人にとっては学ぶべきことが多くある。 お酒を飲むのも「人」なら、お酒を造るのも「人」。その意味を肌で実感できる蔵元に、一度訪れてみませんか?(そのうちツアー組んだりして♪) 投稿者 humangrows at 13:11 |
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