
世界各国で4000万人を超えるエイズの脅威は、深刻な社会問題となっています。今日12月1日は、WHO(世界保健機関)が、世界規模でのエイズまん延防止及び患者・感染者に対する差別・偏見の解消を目的として「世界エイズデー」と称し、加盟各国に対しエイズに対する知識の普及を呼びかけています。
日本でも近年、10代、20代に感染が広がりつつあり、今年は過去最高の感染者が出ました。ただし、感染が分かっているのは、あくまで自らが希望して血液検査を行っている場合が殆どなのです。例え献血や病院に行って通常の血液検査をしていたとして陽性だったとしても、日本の制度上、結果を希望していない場合、知らされることはありません。そのため、感染しているのを知らずに危険な行為をしている人は、数万人以上にのぼるとさえ言われています。
エイズの治療も進み、現在では死亡に至る危険性は少なくなったとはいえ、まだまだ大きな社会問題化は避けられません。なぜ、エイズの蔓延が社会問題になるのかは、もちろん確実な治療法が確立されていないのもありますが、高額な治療費(薬代)にも影響が大きいのです。
日本の場合では、幸い保険制度が充実していますが、HIV/AIDSの薬代・治療費は月あたり平均で25〜30万円程度かかります。実費でなく保険等を適用すれば、HIV患者一人あたりの治療費に少なくとも年間で約300万円以上の費用が国の負担になっていくわけです。そのため、今後、感染者が爆発的に拡大していくと国の負担は増え支え切れなくなり、大きな社会影響を及ぼしていくのです。
現代社会において、エイズは身近な脅威です。ひとりの大人として、しっかり予防知識を身につけ、「自分は大丈夫」という思い込みをけっして持たないよう、また陽性者への偏見をなくしていくよう、心がけて下さい。
以下、HIV/AIDSに関する情報を掲載したサイト(厳選/各コメント付き)です。(※他にもお勧めサイトがありましたらご一報頂けると幸いです。)
▼ API-Net エイズ予防情報ネット
エイズ予防情報センターの提供するサイト。世界エイズデーキャンペーンへの取組みも積極的。エイズに関する予防・啓発情報やNGO活動情報を提供している。ホットラインもあり、一般的でわかりやすい内容。
▼ BE SEXY.BE SAFE
MTV、タワーレコード、ザ・ボディショップがHIV/AIDS啓発に向けたサイト。アーティスト、著名人のメッセージや、イベント情報やキャンペーンなどの最新情報が掲載されている。
▼ ライフ・エイズ・プロジェクト(LAP)
HIV感染者・エイズ患者への社会的支援活動を行っている非営利団体、ライフ・エイズ・プロジェクト(LAP)のサイト。HIV/AIDS関連の情報やコラムが充実している。講演や冊子制作、電話相談なども積極的に行っている。
▼ STD研究所 性病についてのお悩み解決
HIV/AIDSも含め、性感染症全般の情報を網羅した総合サイト。データベースも充実しており、STD感染危険度チェックで現在の自分自身の性病に関する危険度を知ることができる。また、検査キットなども購入可能。
▼ 性病・性感染症の全て
性病・性感染症についての情報や、各病名からの説明が分かりやすくまとめてあるサイト。
▼ 性感染症とは(アカー/ゲイ向け)
NPO法人アカーの提供する、病名や行為や症状、気持ちから調べることができるゲイ・レズビアン向けの性感染症(STD)の情報サイト。ワクチンや薬の情報や相談窓口もあり、充実している。
▼ LifeGuard[ライフガード] (アカー/ゲイ向け)
NPO法人アカーの運営する、ゲイのHとHIVのワークショップ形式のイベントサイト。エイズのことや、セイファーセックス、ゲイライフのことをイラストなどを交えて楽しく学べる。
▼ HIVの基礎知識(G-men/ゲイ向け)
ゲイ雑誌「G-men」で連載中の「HIVの基礎知識〜HIV感染症最新情報」をまとめたページ。HIV/AIDSに関する情報について、ゲイ向けにQ&A的な内容で充実している。



コメント (3)
HIVとエイズはゲイにとっては永遠のテーマ(?)
コンドーム無しで中○ししようが何しようが100%子供が作れない(作られない)事と引き換えに手にするのは不治の病。
男と女のセックスは生命を生みますが、
男と男のセックスは死を生み出す。
こんな事を考えていると「ああ、やっぱり同性愛者は良い死に方はできないのかな」なんて思ってしまい凹みます。
これも運命ですかね。
投稿者: 匿名 | 2006年12月08日 00:26
日時: 2006年12月08日 00:26
名前書き忘れました〜〜(;^^)↑は僕です。
それにしてもHIVってどこから来たんでしょうね。
最初の感染者(創造主?)は誰なんでしょう。
投稿者: アキラ | 2006年12月08日 00:29
日時: 2006年12月08日 00:29
> 男と男のセックスは死を生み出す。
> こんな事を考えていると「ああ、やっぱり同性愛者は良い死に方はできないのかな」なんて思ってしまい凹みます。
現在、同性愛者にHIV感染者が多く見つかっているのは、逆にAIDS/HIVやセイファーセックスに対する意識が高いからとも言われており、世界規模で見た場合には、実質の感染者の割合は全人類における同性愛者の割合と、そう変わりないという研究者もいる。
HIV/AIDSの蔓延は、人類全体にとってのさまざまな警告的な意味合いを放ち、それに対して前頭に立って全人類に警笛を鳴らしていく役割になるのが、同性愛者なる・・・と考えていくと、これからの同性愛者の役割は人類にとって大きく価値あるものかも知れないね。
> それにしてもHIVってどこから来たんでしょうね。
> 最初の感染者(創造主?)は誰なんでしょう。
最初は、猿から見つかったと言われているよ。「SIV」というウイルスが発祥で、猿から人に感染し、人から人へ感染するウイルスへ進化したという説が有力のようだ。現在では、根源であるSIV感染猿の抗体を元に研究が進み、HIVのワクチンの開発が急速に進みつつある。将来的には、エイズも不治の病ではなくなっていく希望もあるみたいだね。
投稿者: ショウタ | 2006年12月09日 18:05
日時: 2006年12月09日 18:05